透明水彩画で風景を描くコツ!初心者が迷わず描ける3つのステップ

Bakky

こんにちは 水彩画家のBakkyです 水彩画たのしんでますか?


「旅先で見かけた美しい風景を自分の手でみずみずしい水彩画に残せたら素敵だな」と思ったことはありませんか?

しかし、いざ白い紙を前にすると「何から描けばいいのかわからない」「どこを描いたらいいのかわからない」「色が濁ってしまって上手くいかない」と悩む初心者は少なくありません。
この記事では、初心者が透明水彩画の風景画でつまずきがちな原因を紐解き、迷わず描ける基本の3ステップや必須の道具・技法をわかりやすく解説します。

コツさえ掴めば、絵の経験が浅い方でも、透明感あふれる美しい風景画を驚くほどスムーズに描けるようになりますよ!

水彩画をこれから始める方は、まずはこちらの「水彩画の始め方総合ガイド」もご覧ください。

☞『【初心者必見】水彩画の始め方|道具・絵の具・紙・描き方を総合解説』

目次

なぜ描けない?初心者が透明水彩画の風景画でつまずく4つの原因

風景画を描く前に、基本を押さえることがとても大切です。

水彩画そのものが初めての方は、まず基本技法から学ぶことで風景画も描きやすくなります。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

☞「初心者も安心!水彩画初心者が最初に覚えたい基本技法」

この章でわかること
  • 初心者が風景画の題材選びで失敗しやすい理由
  • 「絵になる構図」を切り取るための具体的なテクニック
  • 透明水彩画を描く前に仕上がりをイメージすべき理由
  • 画面を濁らせずに透明感を保つための注意点

原因1:いきなり複雑な景色を選んでしまっている

初めて風景画に挑戦するとき、たくさんの建物や入り組んだ木々がある大パノラマを選んでしまうのは失敗のもとです。
要素が多すぎる景色は、どこから手を付ければよいか迷いますし、途中で描き疲れてしまって完成できずに挫折してしまう原因にもなります。

複雑な絵の例:屋久島白谷雲水峡の写真
簡単な絵の例:琵琶湖遠景の写真

1つ目は屋久島の白谷雲水峡というところの風景です。
苔が一面に広がり、まるでジブリの世界に入り込んだように癒やされる風景で、絵の題材としてとても魅力的です。

しかし、絵を始めたばかりのかたがこれを題材として選ぶと、とても苦労すると思います。
各要素(岩や木や川)がとても多くて複雑に並んでいますので、下描きの段階で挫折しそうになりますし、さらに着彩の段階では塗り分けにとても気を遣いそうです。

なので、初心者のかたがこのような題材を選ぶのは、あまりお勧めしません。

一方、2つ目はいかがでしょう?
これは、別の記事でも取り上げた琵琶湖の風景です。

風景の中の要素(空、湖面と湖岸、遠景のビル)がシンプルで少ないですよね。
これだと、簡単に描けそうですよね?(実際、そうなんです)

初心者のかたはまず、このようなシンプルな風景で絵を描くことをお勧めします。

原因2:いわゆる「絵になる構図」が決められない

風景を目の当たりにしたとき、「どこを切り取れば“絵になる”のか」がわからず、なんとなくいつも真ん中に主役を配置してしまいがちではありませんか?
構図が悪いと、どれだけ丁寧に色を塗っても、どこか垢抜けない印象の絵になってしまいます。

風景を目の前に見ながら下描きする場合も、写真を見ながら下描きする場合も共通ですが、風景の中から、一番「絵になる部分」を探すことです。
風景の中の「絵になる部分」を切り取るイメージです。

屋外でよく使われる方法は、両手の人差し指と親指で長四角を作り、風景を切り取る方法です。
また、下のような専用のデッサンスケールを使ってもよいですね。

撮った写真から構図を決める場合は、写真の一部を紙で隠して構図を決めたりもします。
その際、どの部分を「絵になる構図」と思うかは、少し訓練が必要です。

以下の風景を例にしましょう。
これは、琵琶湖の湖岸を写した写真です。

手前に琵琶湖が広がり、その向こうに橋が横切っていて、さらにその向こうに比良山系の山々が続きます。
橋の左奥の方にそびえ立つノッポのビルが印象的です。

この美しい風景を絵にする場合を例にします。
皆さんはこの風景をみたとき、どの部分を切り抜いたいですか?

まず、全体を見渡した先ほどの「構図①」です。
これはこれで良い構図だと言えます。

空と水面が丁度、橋・山で上下に分けられていて、奥行きも感じられる絵に出来そうです。

次に「構図②」はどうでしょう?
これは、印象的に映ったビルを主役として中心に据えた構図ですね。

しかし、この美しい風景の中で、ビルを主役に描くことには違和感をおぼえます。
しかもビルを中心としたシンメトリーな構図になっていて、そういう意味でも良くない構図です。

では「構図③」はどうでしょうか?
これは、ビルを意図的に画角の隅に置いていて、空と山を広くとった構図ですね。

言い換えると、空と山のある風景に味付けとしてビルを置いた構図、とも言えます。
そのときにビルを真ん中に置くのではなくて、あくまで脇役として画角の隅に置いています。

この風景ではこの構図③が一番だと思います。

さて、さらに取材を進めてビルの近くまで近づいて行き「構図③’」を撮りました。
構図③と同じ空と山のある風景に、手前に広がる水面と湖岸を加えています。

こうすることで、手前から空まで続く奥行きある空間が感じられるようになりました。
結局この「構図③’」が一番気に入り、絵にすることにしました。

みなさんも、街を散策しているときや旅行先を訪れたとき、絵にするつもりで風景を眺め、「絵になる部分」を切り取ることを習慣づけてみてください。
構図の勉強になりますよ。

原因3:全体の仕上がりをイメージせずに描き始めている

透明水彩画は残念ながら修正が簡単ではない描画法です。
ひと言で言うと、色を消す修正がしにくい描画法です。

色を消しにくいということは、例えば光を感じさせたいところ(=紙の白を残すところ)は、意識してその場所を“塗り残す”か、“マスキングで色が付かないようにする”必要があります。

一方、塗ったあと更に色を重ねていく修正はできますが、色がだんだんと濁っていきます。
透明水彩画は下の色が透けて見えるから(重色)です。

色は重ねるほど濁ってくるのは水彩絵の具に限らず仕方の無いことなのです。

ただ、不透明水彩絵の具やアクリル絵の具、油絵の具などは下の絵の具が透けませんので、紙やキャンパスの上で(混ぜるのでなく)重ねるのなら、濁ることはないです。

少々脱線しましたが、以上の理由から透明水彩画は計画性が大切な技法であり、行き当たりばったりで描き始めると高確率で失敗します。
「どこを白く残すか」「どこを一番目立たせるか」という完成イメージがないと、前準備の段取りや、塗る順番を決められず、失敗してしまいます。

このようなところが、水彩画を始めたばかりのかたにとっては敷居が高く感じてしまう点かもしれませんね。
でも大丈夫。計画的に進めれば、だれでも簡単に描けます。

「どこを白く残すか」を予め決めることが出来れば、その箇所を塗らないようにその周囲から塗り始めるか、あるいはマスキングしておくことで対応できます。

また、「どこを一番目立たせるか」を予め決めることが出来れば、そのモチーフの彩度を上げ、また描き込みを細かくすることで対応できます。

透明水彩画では、白く残したい光の表現や主役の配置を「描き始める前」に計画することが、失敗を防ぐ最大のカギとなります。

原因4:色を重ねすぎて画面が濁ってしまう

透明水彩画の最大の魅力は、その名の通り絵に「透明感」が感じられることですが、初心者はついつい何度も画面を筆でイジってしまい色を塗り重ねてしまいがちです。
何度も色を重ねるうちに、どんどん濁って画面が暗くなってしまいます。

もちろん、絵の深みを出す目的で重色していくこともありますが、初心者のかたが「キレイだな」「上手く描けたな」と感じるのは、濁らせず透明感のある描き方のほうだと思います。

Bakky
僕は水彩画の習い始めのころは、とにかく色をべた塗りしていました。そのため、色はどんどん濁るし主役も脇役も分からない絵になっていましたね。

章のまとめ
初心者がつまずかないためのポイント:

1. 最初は要素が少ないシンプルな風景(空と湖など)を選ぶ

2. デッサンスケール等を用いて「絵になる画角」を切り取る習慣をつける

3. 塗り残す白や主役の位置を事前に決めてから描き始める

4. 筆で画面をいじりすぎず、透明水彩の魅力を活かす

まずはこれだけ!初心者が風景画を始めるための水彩道具

透明水彩絵の具:最初は12色〜18色セットで十分

風景画を始めるからといって、最初から何十色もある高価なセットを買い揃える必要はありません。
まずは基本の12色から18色が入ったセットがあれば、混色(色を混ぜること)によって無限に風景の色を作り出すことができます。

絵の具は、ホルベインの透明水彩絵の具ですね。
コスパよいです。

初心者向けの絵の具選びはこちらで詳しく紹介しています。

☞『水彩画初心者のための絵の具|実際に使ってわかったおすすめと注意点』

水彩筆:丸筆の太・中・細の3本を揃えよう

筆も最初からたくさんの種類を揃える必要はなく、万能に使える「丸筆(ラウンド筆)」が3本あれば当面は十分です。
空などの広い面を塗る「太筆」、主役を描く「中筆」、細かい建物の線や枝を描く「細筆」を使い分けましょう。

僕は筆は3号丸筆と面相筆をよく使っています。

筆選びについてはこちらの記事もご覧ください。

☞『初心者のための水彩画の筆の使い方入門|おすすめの筆と描き方』

水彩紙:屋外スケッチには「ブロックタイプ」がおすすめな理由

水彩画を描く上で、実は絵の具以上に重要なのが「紙(水彩紙)」です。
特に屋外スケッチに行く際は、紙の四方が糊で固められている「ブロックタイプ」の水彩紙が圧倒的におすすめです。

紙は水に濡れると波打つので描きにくくなるのですが、波打たないように紙を板に固定する「水張り(みずはり)」という作業が不要の水彩紙がブロックタイプの水彩紙です。
このタイプの水彩紙は、描いた後にペーパーナイフで剥がすだけなので、外でも手軽に美しい風景が描けます。

僕も使っている水彩紙は専らブロックタイプの水彩紙です。
一番愛用しているのはウオーターフォードやアルシュの中目です。

水彩紙選びも作品の仕上がりに大きく影響します。こちらの記事もぜひご覧ください。

☞『【水彩紙 選び方】初心者が失敗しないおすすめ水彩紙を徹底比較』

水張りの方法についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

☞『【水彩画 水張り】初心者でも失敗しない水張りのやり方完全ガイド』

【実践】水彩画で風景を描く基本の3ステップ

この章の要点
風景画を描く手順は「下描き → 遠景 → 近景」の流れが基本です。水彩画の特性を活かした正しい順番を意識しましょう。

ステップ1:構図を決めて鉛筆でシンプルに下描きする

まずは、景色の中で自分が一番描きたい「主役」を決め、画面のどこに配置するか構図を決定し、鉛筆で下描きをします。

鉛筆での下描きの緻密さは、ひとによって異なります。比較的細かい部分まで描く作家さんもいれば、あまり細部を描き込みすぎず大まかな形や位置がわかる程度にする作家さんもいらっしゃいます。

僕は比較的にしっかり描き込む方だと思います。
といっても、鉛筆の線はできるだけ薄くするのをおすすめします。
鉛筆の線は水に濡れると消えにくいからです。

特に明度の高い箇所は、絵の具の下から鉛筆の線が透けて見えてしまうこともありますので、一旦下描きしたあと練り消しごむでできるだけ薄くしておきます。

木や空、水などの描き方はこちらの記事で詳しく解説しています。

☞『【水彩画 描き方 初心者】絵を構成する要素別描き方をやさしく解説』

ステップ2:遠景(空や遠くの山)から薄い色で塗る

下描きが終わったら、いよいよ着色ですが、水彩画は基本的に「明るい色(薄い色)」や「遠くの景色(遠景)」から塗っていきます。
まずは一番奥にある空や遠くの山を、水を多めにした薄い絵の具で、のびのびと塗っていきましょう。

遠景は、明度や彩度を低く抑えるとともに形もおおまかに描きます。

空の表現についてはこちらの記事も参考になります。

☞『【水彩画 夜空 描き方】初心者でも描ける空の描き方をやさしく解説』

ステップ3:近景(手前のビルや湖岸、ビルの湖面への映り込み)を描き込み、仕上げる

遠景がしっかり乾いたら、主役の描き込みへと塗り進めていきます。
手前にある湖面や湖岸などは、遠くの景色よりも色を濃くし、境界線をはっきりと描き込むことで、絵に奥行き感が生まれます。

近景は、明度や彩度を高くし形もハッキリ明確に描きます。

目で見た実際の光景は、そうではないかもしれませんが、このように描きわけることで遠近感を出すことが出来ます。

これは、遠近感を出す場合だけでなく、主役と脇役を描き分ける場合にも使える技術ですので、意識して使うとよいと思います。

風景が見違える!初心者が覚えるべき水彩画の2大技法

空や雲を自然に表現する「にじみ(ウェット・イン・ウェット)」

「にじみ」とは、紙をあらかじめ水で濡らしておき、そこへ絵の具を置いて自然に広げる技法です。
輪郭がふんわりとボケるため、移り変わる空のグラデーションや、ふんわりとした柔らかい雲を表現するのに最適です。

今回の題材では、空・海・湖岸の殆どにこの技法を使っています。

因みに、積乱雲(入道雲)のようにパチっとした輪郭をもつような雲を描きたい場合は、同様に空色の絵の具を置いたあと、まだ絵の具が濡れているうちにティッシュなどで絵の具を拭き取ると輪郭がハッキリした雲になります。

「にじみ」は絵の具の広がりをコントロールしにくいため、思い通りにいかないこともあります。事前に不要な紙で水の量と絵の具の濃さを練習しておくのがおすすめです。

「にじみ」や「ぼかし」で困ったときはこちら

☞『水彩画の初心者が失敗しやすい原因とは?にじみ・ぼかしのリカバリー法』

木の葉や建物の質感を出す「重ね塗り(ウェット・オン・ドライ)」

「重ね塗り」とは、最初に塗った絵の具が完全に乾いた後、その上から水分を少し抑えた絵の具を重ねる技法です。
下の色に対してくっきりとした線や形が残るため、建物の硬い質感や、手前にある木の葉の重なりを表現するのに適しています。

しかし、先に色を塗っている箇所にこの技法を使う場合は、イジりすぎて先に塗った絵の具が溶け出してくる可能性が在りますので注意が必要です。
重ね塗りする絵の具の色が先の絵の具と類似色なら問題ないのですが、補色の場合は色が濁ってきますのであまりイジらず、サッと塗るのがコツです。

【体験談】私が最初の風景画で大失敗した話と克服のキッカケ

緑一色になってしまった山が「立体感」を持つようになった理由

私が初めて山のある風景画を描いたとき、山の部分をすべて緑だけで塗ってしまい、奥行きの無いただの真っ平らな緑の塊になって大失敗したことがあります。
風景の中にあるものの見え方は単一ではなく、山々の緑なら「光が当たる場所は黄色っぽく、影の部分は青みがかって見える」、「遠方は霞んだ色に見え、近くはハッキリとした色に見える」ということに気づいていませんでした。

このことに気づいてからは、チューブから出した色をそのまま塗るのをやめ、黄色や青色、時には濁った濃い緑にするために赤色を少し混ぜて「複数の緑色」を作り、光と影と距離を意識して塗り分けるようにしました。
また、遠方の山々の「霞んだ感じ」を表現するために「色を抜く」ことも覚えました。

すると、それまで平坦だった山に、見違えるような豊かな立体感と遠近感が生まれ、風景画を描くのが一気に楽しくなったのです。

もうひとつ、僕が「自分の思い通りに絵が描ける」と思えるようになったきっかけは、「光を捉えたこと」です。
絵を始めたころは、画面の全ての箇所で同じような具合に絵の具を塗っていました。

そうすると、なんとなく「べたっ」とした絵になってしまっていたんです。
晴れた日の風景を描いても、まるで曇りの日の風景を描いたように。

絵がそうなることがとてもイヤでした。
せっかく透明水彩絵の具を使っているのに、絵が重ったるいものになっていたからです。

なので、そのころの意識としては、「淡く描こう」と思いながら描いていました。
でも、淡く塗っても全体が同じ調子だと「曇り」になるんですね。

そして、あるとき、日陰の部分をおもいきり暗く塗ったところ、明るい部分がとても明るく感じられたんです。
このとき「こうやって光を表すのか!」とようやく気づけたのです。

それからは、明るい所と暗い所の明度に意識的に差をつけ、絵の中に光りを感じさせることができるようになりました。
「絵の中に光を感じさせたい」というのは僕が絵を描くときに通底する意識です。

Bakky
明暗の差を意識的に大きくつけることで、曇り空のようなベタッとした絵から、光がキラリと差し込む生き生きとした風景画へ劇的に変化させることができますよ!

思うように描けない場合は、こちらの記事も参考になります。

☞『水彩画がうまく描けない初心者へ|よくある失敗の原因と改善方法』

水彩画の風景に関するよくある質問(FAQ)

Q. 屋外にスケッチに行くのと、写真を見て描くのはどちらが良いですか?

どちらにもそれぞれの良さがありますが、初心者の方はまず「お気に入りの写真」を見て、自宅の落ち着いた環境で描くのがおすすめです。

写真なら時間を気にせず自分のペースでじっくりと観察して描くことができます。

屋外でのスケッチは、実在を感じつつ描けるので、写真からでは得られない「何か」を感じつつ絵にすることが出来ます。一方で、屋外は光や天候が刻々と変化するため焦ってしまいがち、というマイナス面もあります。

もし、「現場で描くが、仕上げまではやらない」ということであれば、現場ならではの実在感を感じつつ現場で描き、細かな箇所を後で補正できるように写真に残して自宅で仕上げるのがよいでしょう。

Q. 白い雲や光はどうやって表現すれば良いですか?

水彩画では白い雲や光を、基本的に「白い絵の具」は使わず紙の元の白さをそのまま残すことで表現します。
白い絵の具を塗っても紙の白さには叶いません。

雲を描きたい部分はあらかじめ色を塗らずに白く残すか、塗った直後に乾いた筆やティッシュペーパーで絵の具を吸い取る(リフティング)という方法が一般的です。

因みにリフティングしやすい紙とそうでない紙があります。
僕の愛用するウオーターフォードやアルシュは比較的リフティングがしにくい紙ですが、ミューズのホワイトワトソンやウィンザー&ニュートンのコットマンはリフティングしやすい紙です。

Q.水彩絵の具で夜景は描けますか?

夜景は昼の風景に比べて比較的に難易度があがりますが、透明水彩絵の具で十分に描けます。
街灯が灯る夜の公園や夜の繁華街など、暗い中にも明るい部分(街灯、ネオン、灯りが道路を照らす光など)があります。
その部分を紙の白を塗り残したり、マスキングで白抜きすることで灯りを感じさせ、結果的に夜を表現することができます。

また、灯りが建物や道路に反射してほんのり光っている様子を描き込むと雰囲気が出ます。

暗がりは、昼間の風景画よりも深く渋めの色を作って塗るのがよいです。

実際の風景画を描きながら練習してみましょう

基本の流れが理解できたら、実際の風景を描きながら練習するのがおすすめです。

難易度やモチーフの異なる記事を用意していますので、興味のある作品から挑戦してみてください。

・森の絵(木漏れ陽の表現)

☞『初心者でもかんたん!透明感ある森の風景を水彩画で描くコツ』

・滝の絵(水の表現)

☞『初心者も描けます!水彩画で滝の透明感と手触り感を描く方法を丁寧に』

・夕焼けの絵(逆光と反射の表現)

☞『夕焼けの水辺を透明水彩で描く|逆光と水の反射を印象的に表現する方法』

・八幡堀(新緑を明るく表現)

☞『透明水彩絵の具で描く八幡堀|新緑の風景画の制作手順とコツを解説』

・モンサンミッシェル(幻想的な光の表現)

☞『水彩でモンサンミッシェルの描き方|ドラマチックに描く5つの手順』

まとめ:コツさえ掴めば水彩画の風景は誰でも楽しく描ける!

全体の要約
  • まずは要素の少ないシンプルな風景写真から挑戦する
  • 道具は12〜18色絵の具、丸筆3本、ブロック水彩紙で始める
  • 「遠景は薄くおおかまに、近景は濃くハッキリ」で遠近感を出す
  • 紙の白さを活かし、明暗のコントラストを意識して光を表現する

水彩画で風景を描くのは難しそうに見えますが、つまずく原因を理解し、正しい道具と手順を選べば、初心者でも必ず素敵な作品が描けます。
まずは身近なシンプルな景色から、のびのびと筆を動かしてみることから始めてみましょう。

透明水彩ならではのみずみずしい光と空気感を、あなたの手で紙の上に表現する楽しさを、ぜひ体感してくださいね!

では、、、また。