MBS・TBS系で放送中の「プレバト!!」の水彩画査定コーナーを見て、あの厳しくも的確な指導をする先生が気になった方は多いのではないでしょうか。
査定される芸能人の作品はもちろん、先生自身が描く「神手本」と呼ばれるお手本作品の完成度に驚いた人も多いはずです。
この記事では、プレバト水彩画査定でおなじみの野村重存先生について、経歴やプロフィール、教室情報まで詳しく解説していきます。
読み終える頃には、野村先生がなぜあれほど的確な指導ができるのか、その背景まで理解できるはずです。
僕自身も水彩画に関心を持つひとりとして、野村先生の作品や指導スタイルを調べながらこの記事をまとめました。
プレバト水彩画査定の先生は野村重存さん
この章では、野村重存先生がどんな経歴を持つ画家なのか、基本プロフィールから紹介していきます。
まずは先生の生年や出身、現在の肩書きといった基礎情報を整理し、なぜプレバトの査定役に選ばれたのかという背景まで踏み込んでいきます。
野村重存さんのプロフィール
野村重存さんは1959年東京生まれの画家です。
多摩美術大学大学院を修了しており、多摩美術大学の非常勤講師も務めています。
また、NHK文化センターや朝日カルチャーセンターなど各地のカルチャー教室や生涯学習講座、講演の講師としても活動しています。
2022年からは広島県熊野町の「文化芸術アドバイザー」「まちづくり応援大使」も務めています。


多摩美術大学出身の本格派画家という経歴
野村先生は美術大学院まで進んだ本格派の画家であり、テレビの査定役という枠にとどまらない実績を持っています。
毎年「丸善丸の内本店ギャラリー」を中心に個展を開催し、水彩画、鉛筆画、色鉛筆画など精力的に創作活動を行っています。
こうした継続的な創作活動があるからこそ、査定の場での説明にも説得力が生まれるのだと僕は感じています。
作家として活躍している人、公募展で実績がある人、ギャラリーから評価されている人、専門技術を持つ人が教育を依頼されるケースが多く、美術大学でも多くの非常勤講師は現役作家です。大学の教員紹介を見ると、非常勤講師には個展や受賞歴、作家活動が併記されていることが一般的です。
美術界では、「教育できるレベルの知識・技術を持っている」という評価になります。
個展を継続することの意味は美術界ではかなり重要です。
一度だけ個展を開くことは、お金を払えば誰でもできる場合があります。しかし、毎年開催、2〜3年に1回開催、10年以上継続となると話は変わります。
これは、ギャラリーから「また展示してほしい」と思われている可能性が高くなります。つまり継続できるということは、制作力、継続力、一定のファン、ギャラリーとの信頼関係があることを意味します。
そのため、美術界では「○○年から毎年個展開催」という経歴はかなり評価されます。
野村重存さんがプレバトに出演するまでの道のり
ここでは、野村先生がテレビの世界に関わるようになった経緯を時系列で追い、プレバトの査定講師に至るまでの流れを解説します。
単に経歴を並べるだけでなく、どのような実績の積み重ねが今の立場につながったのかを見ていきましょう。
NHK「趣味悠々」講師からプレバトの査定講師へ
野村先生がテレビに出演するようになったのは、プレバトが最初ではありません。
2006年から2009年にかけて放送されたNHK(Eテレ)「趣味悠々 日帰りで楽しむ風景スケッチ」の3シリーズに講師として出演し、テキストの執筆も担当しました。
その後、2016年からMBS(TBS)系番組「プレバト!!」の水彩画査定コーナーに出演しています。
つまり、テレビでの指導実績はすでに10年以上にわたって積み重ねられてきたということです。
プレバトの水彩画の回は、いつも観れているわけではないですが、毎回みなさんスゴいな!と感嘆しながら拝見しています。
普通、水彩画は絵の具の性質上、あまり込み入ったモチーフは苦手な方が多いのですが、みなさんモノともせず、複雑なモチーフを仕上げてきて驚かされます。
特に光宗薫さんが『プロレスの練習風景』で1位を取ったときの野村さんの「材質の違うものを見事に描き分けている、完成度の高さはNo.1」とのコメントには、納得です。
美術館の学芸員としての経験も指導に生きている
野村先生は画家としての活動だけでなく、美術館での勤務経験も持っています。
こうした学芸員としての経験は、作品を「見る側」の視点を養うことにつながっていると考えられます。
査定コーナーで野村先生が的確に良し悪しを言語化できるのは、制作者としての技術に加えて、作品を鑑賞・評価する専門的な訓練を積んできたからだと僕は捉えています。

「神手本」と呼ばれるお手本作品がすごい理由
この章では、視聴者の間で「神手本」と呼ばれている野村先生のお手本作品について、なぜそこまで評価されているのかを掘り下げていきます。
査定コメントだけでなく、実際に手を動かして見せる技術力の高さに注目してみましょう。
査定コーナーで見せる圧倒的な画力
プレバトの水彩画査定コーナーでは、出演者の作品を評価したあとに、野村先生自身がお手本となる作品を描いて見せる場面があります。
限られた時間の中で完成度の高い作品を仕上げる技術は、長年の創作活動で培われた基礎力があってこそだと言えるでしょう。
僕が実際に感じた野村先生のお手本の説得力
野村先生の手本は、構図の取り方、細部まで狂いのない正確なデッサン、光と影を美しく表し、絵に立体感を感じさせるテクニックによる賜だと思います。
野村先生の書籍も前述の写真のもの以外に持っていますが、掲載している絵はどれもキッチリとした絵で安心して見ていられます。
プレバトでは、どの回かは忘れましたが、水族館のプールでイルカがジャンプしている一瞬を描いたものが印象深かったです。
水しぶきが、本当に水しぶきのように描かれ、全く自然に見えるのです。
通常はマスキングをして水を描くことが多いのですが、塗り残しで、あそこまで自然に描けるのは、やはり確固たるテクニックの持ち主だから、かと思います。
野村重存さんの著書と作風の特徴
ここでは、野村先生が出版してきた著書のシリーズと、その作風の特徴について整理していきます。
初心者向けの技法書が多いことも、先生の指導スタイルを知るうえで重要なポイントです。
初心者向け技法書のシリーズ
野村先生は水彩画の技法書を数多く執筆しています。
例えば「野村重存の世界一わかりやすい絵の授業」では、絵の超初心者に向けてまずそろえたい道具や、絵が上達する最短コースについて解説しています。
こうした初心者に寄り添う姿勢は、テレビの査定コーナーでの語り口にも通じるものだと僕は感じています。
僕が持っている野村先生の書籍の中で、初心者に寄り添って優しく描いているものとしてオススメなのが「今日から描けるはじめての水彩画(日本文芸社)」です。
この本は、水彩画の道具、基本的技法に触れたのちに、さまざまなモチーフの描き方を網羅的に説明してくれていて、水彩画をはじめて間もないかたは、ぜひ手に取ってみることをオススメします。
水彩画・鉛筆画・色鉛筆画など幅広い作品
野村先生の創作活動は水彩画だけにとどまりません。
水彩画、鉛筆画、色鉛筆画など幅広いジャンルで精力的に創作活動を続けています。
こうした多彩な表現手法を持つからこそ、査定の場でも幅広い技法へのアドバイスが可能になっているのだと考えられます。
野村重存さんの水彩画教室に通う方法
この章では、実際に野村先生から直接指導を受けたいと考えている方向けに、教室の情報をまとめます。
カルチャースクールでの開講状況や、受講にあたっての目安となる費用感も紹介していきます。
カルチャースクールでの講座情報
野村先生は、朝日カルチャーセンターなどのカルチャースクールで水彩画講座を開講しています。
たとえば横浜教室の講座では、第2金曜日の14時から16時という時間帯で、複数回にわたる講座が開催されています。
主に関東圏や関西圏でしか開講されていませんが、時には野村先生のような一流の画家の描く様子を目の前で見る機会を作るのがよいと思います。テレビでは伝えきれない細かい技術まで学べる可能性があります。
受講料や持ち物の目安
講座に参加する際の費用感も気になるポイントです。
横浜教室の例では、会員価格で受講料13,200円に教材費330円、設備費660円を合わせた14,190円(税込)が3回分の目安として案内されています。
持ち物については、筆記具を持参するよう案内されています。
僕も野村先生ではありませんでしたが、有名な先生の講座に参加したことがあります。
NHK文化センターの京都教室に申し込んだことがあります。一人で申し込みました。
教室に行ってみると、皆さんいろいろな場所から参加されている様子でした。
中には、既に先生と親しげに会話しているかたもいて、過去にも参加していると思われるかたもいらっしゃいました。
ネットで簡単に調べられ、申し込みもできますので、ぜひ調べてみてください。
プレバトの査定を見て水彩画を学びたい人へ
ここでは、プレバトをきっかけに水彩画を始めたいと思った方に向けて、独学と教室通いのどちらが向いているかを整理していきます。
僕自身が調べる中で感じた、始め方のヒントもあわせて紹介します。
独学で学ぶか教室で学ぶかの選び方
野村先生の技法書を使って独学で学ぶ方法と、カルチャースクールに通って直接指導を受ける方法には、それぞれ異なる特徴があります。
独学は自分のペースで進められる一方、教室通いはその場で疑問を解消できるという利点があります。
どちらを選ぶかは、絵を描く目的や、どこまで本格的に取り組みたいかによって変わってくるでしょう。
僕がおすすめする水彩画の始め方
あなたが、これから絵を勉強しようと思ったなら、まず、すぐに書店の絵画コーナーに行ってみましょう。
そこには、作家さんの描いた沢山の技法書や画集を目にすることができます。
そのなかから、ご自身が「この絵、好きだな」「こんな絵が描けるようになりたいな」と思える絵が掲載されている技法書を選んでください。
その本が、当面のあなたの先生になります。
その本には、あなたの好みの絵を描くための道具や技法の基本が丁寧に書いてあることでしょう。
「好きこそものの上手なれ」です。
あなたは、あなたの好きな絵を描きたい一心で、その本の内容を速やかに吸収し、絵の上達を早めることができるでしょう。
最初はこういう始め方で良いと思います。
僕も野村重存先生の絵の感じが好きで、野村先生の本を幾つか購入して勉強をはじめました。
さて、好きな絵が描いている技法書で絵の勉強を始めたあなたは、そのうち、その技法書に描いてある内容では描けない絵に遭遇したり、絵の好みが変わってきたりするタイミングが必ず来ます。
それは、あなたの絵の技術がまたひとつ上のステージに行きたがっているからです。
そうしたら、別の技法書も探してみるのがよいでしょう。
また、カルチャースクールなどで開催している定期的開催の絵画教室やワンデイセミナーに参加し、技術習得に励むと良いと思います。
対面で先生に絵を習うことは、技法書ではわからないことも多々あります。目の前で先生に絵のデモンストレーションを見せてもらうときに得られる情報量は、やはり書物の何倍もありますからね。
それに加えて、教室では絵の仲間を作ることが出来ます。これも絵の上達にはたいへん役に立ちます。
絵の仲間は、絵を描く技術の向上とモチベーションの向上にたいへん大きく寄与してくれます。
まとめ|プレバト水彩画の先生・野村重存さんの魅力
ここまで、プレバトの水彩画査定でおなじみの野村重存先生について、経歴や作品、教室情報を紹介してきました。
野村先生は多摩美術大学大学院修了という本格的な学歴を持ち、個展での創作活動を続けながら、テレビや教室を通じて幅広い層に水彩画の魅力を伝え続けています。
プレバトの査定コーナーで見せる的確な指導も、こうした長年の積み重ねがあってこそだと言えるでしょう。
僕がNHKの「趣味悠々」で拝見した野村先生は、柔和で人なつこい印象で、優しく語りかけてくれるような教え方がとても印象的でした。
絵の描き方も、初心者の身になって教えてくれ、絵の勉強を始めたばかりの僕にとって、とてもありがたい先生でした。
そのときに知った技法は、いまだに僕の絵に活かされているものも多々あります。
よくある質問(FAQ)
Q. 野村重存さんはいつからプレバトに出演していますか?
A. 2016年からMBS(TBS)系番組「プレバト!!」の水彩画査定コーナーに出演しています。
Q. 野村重存さんの水彩画教室はどこで受けられますか?
A. 朝日カルチャーセンターなど各地のカルチャースクールで講座が開講されています。開催教室や日程は時期によって変わるため、公式サイトでの確認をおすすめします。
Q. 野村重存さんの経歴を教えてください。
A. 1959年東京生まれで、多摩美術大学大学院を修了し、現在は多摩美術大学の非常勤講師も務めています。
Q. 野村重存さんの著書はありますか?
A. はい。初心者向けの技法書を複数出版しており、絵の超初心者でも上達できる方法を解説した書籍もあります。





こんにちは。心象水彩画家のBakkyです。水彩画たのしんでますか?