水彩画を始めたいけれど、どの絵の具セットを選べばいいか迷っていませんか。
お気に入りの道具が見つかれば、毎日の創作時間が何倍も楽しくなりますよ。
この記事では、初心者が失敗しない選び方のポイントと、プロが厳選したおすすめセットを紹介します。
この記事を読めば、自分にぴったりのセットが分かり、後悔のないお買い物ができます。
水彩画の絵の具セットを選ぶ前に知っておきたい基礎知識

水彩絵の具には、大きく分けて2つの種類が存在します
それぞれの特徴を理解することが、自分に合ったセットを選ぶための第一歩です
仕上がりが変わる!「透明水彩」と「不透明水彩(ガッシュ)」の違い
透明水彩は、下の色が透けて見えるため、美しい重ね塗りやグラデーションが表現できます。
絵画教室や大人の趣味として、本格的な水彩画を楽しみたい方に圧倒的におすすめです。
一方の不透明水彩(ガッシュ)は、下の色を覆い隠すように厚塗りができるのが特徴です。
イラスト制作や、学校の授業でポスターを描く際によく使われます。
好みで選択すれば良いと思いますが、これから水彩画を風景画や人物画や静物画で楽しまれるの
でしたら、前者の透明水彩をお勧めします。
透明水彩画ならではの、透明感にあふれたやさしい絵が描けるからです。
最初は「12色」か「24色」どちらのセットを選ぶべき?
初心者が最初に購入するなら、まずは「12色セット」を選ぶのがベストです。
なぜなら、少ない色を混ぜ合わせて新しい色を作ることで、色彩感覚が自然と身に付くからです。
それに「いつも使う色」というのは、そうそう多くはありません。
混色することによってかなり多くの色を作ることもできます。
もし最初から表現の幅を広げたい場合や、混色の手間を減らしたいなら「24色セット」も視野に入ります。
基本は12色からスタートし、必要に応じて単色を買い足していくのが最も賢い方法です。
後悔しない水彩画絵の具セットの選び方4つのポイント
絵の具セットを選ぶ際は、価格だけで決めずに4つの視点を持つことが大切です。
ご自身の目的や環境に合わせて、最適な組み合わせを絞り込んでいきましょう。
ポイント1:用途に合わせる(趣味の大人用・子供の学校用)
大人の趣味として始めるなら、発色が美しく長く使える専門家向けのセットがおすすめです。
子供の学校・写生大会用であれば、片付けがしやすく持ち運びに便利な学童用セットを選びましょう。
ポイント2:国内外の人気メーカー・ブランドで選ぶ
メーカー選びに迷ったら、まずは日本の老舗ブランド「ホルベイン」を選べば間違いありません。
海外の高級ブランドである「ウィンザー&ニュートン」などは、憧れの画材として大人のかたに大人気です。値段は少々お高いです。
ポイント3:固形(パン)タイプかチューブタイプか
固形(パン)タイプは、パレットに絵の具がセットされており、水含ませた筆でなぞるだけで使えます。
一般的にコンパクトに作られていて、旅行先での作品制作にも適しています。
チューブタイプは、必要な分だけをパレットに絞り出して使います。
少ない量から多くの量まで絵の具を簡単に溶くことができ、広い画面の作品作成にも対応しやすく、ダイナミックな表現に適しています。

ポイント4:筆やパレット付きの「フルセット」か「絵の具のみ」か
道具をまだ何も持っていない方は、筆やパレット、水入れが揃った「フルセット」が便利です。
すでに筆などの道具がある場合や、こだわりたい場合は「絵の具のみ」のセットを購入しましょう。
プロが厳選!水彩画絵の具セットおすすめ12選
ここからは、口コミでも評価の高いおすすめの水彩画絵の具セットをご紹介します。
用途別にピックアップしましたので、気になるものをチェックしてみてください。
【初心者向け】手軽に始められるコスパ最強水彩画セット4選
まずは手軽に始めたい方に最適な、価格と品質のバランスが良い4セットです。
サクラクレパスやぺんてるなど、扱いやすい定番メーカーが揃っています。
水彩セット選びでは「必要道具が揃っているか」「発色」「買い足しやすさ」「持ち運び」が重要です。
①.サクラ 水彩セットメッシュR12 ブラック EWZ-R12#49
通気性のよいメッシュバッグとコンパクトで丈夫な設計で、小学生の授業や持ち運びに最適です。シンプルなブラックデザインは飽きが来ず、ワイドオープン構造で出し入れもスムーズ。長く使える品質を求める方にぴったりの水彩セットです。学校用としても定番ですが、大人の入門にも十分使える構成です。バッグ・パレット・筆洗い・筆など必要道具がまとまっており、買ってすぐ始められます。

②.Shuttle Art 水彩絵の具 36色セット 透明水彩 12ml チューブ
鮮やかな発色と透明感のある色合いが魅力で、子どもから大人まで幅広く楽しめます。発色の良さと混色のしやすさが好評で、趣味の塗り絵から本格的な水彩画まで幅広く対応するコストパフォーマンスの高い画材です。コスパ重視・練習量重視。36色入りで混色練習に向いています。価格を抑えながら花・風景・イラストまで幅広く試したい初心者向けです。

③.ホルベイン 透明水彩絵具 12色セット W401
発色の鮮やかさと透明感の高さで定評があり、初心者からプロまで幅広く支持されています。混色の練習にも最適で、基礎を学びながらも作品表現の幅を広げたい方にぴったりのセットです。長く使える本格派です。ホルベインは初心者にも人気が高く、透明感と発色が強みです。12色から始めて必要色を追加していく方法が推奨されています。

④.ターレンス 固形水彩絵具 ヴァンゴッホ ポケット12色 T2080-8631
高品質な顔料と鮮やかな発色で知られる信頼の固形水彩です。ポケット12色セットは携帯性が高く、発色・耐光性・安全性のバランスが良いため、初心者から経験者まで幅広く愛用されています。コンパクトながらも混色しやすく、スケッチや外出先での制作にも最適です。外スケッチ・携帯向けです。固形タイプなので携帯性が高く、旅行・屋外スケッチ・水彩日記向けです。ハーフパン仕様で外描きに適しています。

| 比較項目 | サクラ 水彩セットメッシュR12 ブラック EWZ-R12#49 | Shuttle Art 水彩絵の具 36色セット | ホルベイン 透明水彩絵具 12色セット W401 | ターレンス ヴァンゴッホ ポケット12色 |
|---|---|---|---|---|
| 初心者向け | ◎ | ◎ | ◎ | ○ |
| 発色 | ○ | ○ | ◎ | ◎ |
| 持ち運び | ○ | △ | ○ | ◎ |
| 長期使用 | ○ | △ | ◎ | ◎ |
| 屋外スケッチ | △ | △ | ○ | ◎ |
- 最初の1セット → サクラ 水彩セットメッシュR12
- 安く大量練習 → Shuttle Art 36色
- 長く続ける → ホルベイン W401
- 外描き中心 → ヴァンゴッホ ポケット12色
【本格派・大人向け】表現が広がる高品質な水彩画セット4選

大人の習い事や、本格的な風景画に挑戦したい方向けの高級セットです
ホルベインのアーチストウォーターカラーや、ウィンザー&ニュートンの固形水彩が並びます
①.ホルベイン 透明水彩絵具 15ml W444 24色セット
鮮明で濁りにくい発色と高い透明感が特徴の専門家用絵具です。厳選された顔料が紙の上で美しく発色し、重ね塗りやグラデーション表現にも優れているため、初心者からプロまで幅広く愛用されています。日本の透明水彩では定番中の定番です。発色が鮮明で透明度が高く、にじみや重色表現が美しいのが特徴です。風景・人物・植物画まで幅広く対応し、買い足しもしやすいため長期運用に向きます。高い透明度と耐光性を特徴としています。

②.Winsor & Newton プロフェッショナル・ウォーターカラー ハーフパン 24色 ライトウェイトメタルボックスセット
鮮やかな発色と高い耐光性で知られるイギリスのWinsor & Newton社の最高級グレードの水彩絵具です。高純度の顔料を使用し、透明感のある色合いと発色の安定性を重視する画家に最適。軽量メタルボックス仕様で、屋外スケッチにも持ち運びやすい点も魅力です。鮮やかな発色と透明層の重なり表現に優れる英国定番。透明感と発色の強さが魅力です。グレージング(重ね塗り)が美しく、風景・建築・写実表現との相性が非常に良いシリーズです。携帯性も高く、屋外制作にも適しています。専門家向けラインとして長く定評があります。

③.シュミンケ ホラダム固形水彩絵具 ハーフパン12色セット
ドイツの老舗ブランド「シュミンケ(Schmincke)」のホラダム(Horadam)シリーズは、プロの画家からも高く評価される高品質な透明水彩絵具です。12色ハーフパンセットは、発色の良さと滑らかな溶けやすさで、初心者から上級者まで繊細な色表現を楽しめます。色ムラの出難さと使いやすい濃度設計が、作品制作の精度を高めてくれます。

④. レンブラント固形水彩絵具 24色セット T0583-8625
オランダのロイヤルターレンス社による最高級ラインで、鮮やかな発色と高い耐光性が特徴です。プロの画家からも支持される品質で、繊細な透明感と長期保存にも耐える作品づくりを求める方に最適です。

【学校・学童向け】授業でも使える安心の水彩画セット4選
①.サクラ 水彩セットメッシュR12 ブラック EWZ-R12#49
通気性のよいメッシュバッグとコンパクトで丈夫な設計で、小学生の授業や持ち運びに最適です。シンプルなブラックデザインは飽きが来ず、ワイドオープン構造で出し入れもスムーズ。長く使える品質を求める方にぴったりの水彩セットです。(前出)

②.ぺんてる 絵の具セット スケッチセット ZST21-A黒
小学校などでの図画工作や水彩学習に最適なオールインワンタイプです。撥水加工のバッグに、必要な筆・パレット・筆洗バケツなどが整然と収納でき、持ち運びやすく使いやすい点が高く評価されています。軽量で耐久性にも優れており、長く使える実用的なセットです。

③.呉竹 水彩えのぐセット ライトブルー KG430-1
学校の授業やスケッチにぴったりな扱いやすいセットです。バッグは大きく開いて出し入れがしやすく、手提げとショルダーの2WAY仕様で通気性や防犯性も考慮されています。かわいらしいライトブルーのデザインも人気で、子どもにも好評です。

④.ぺんてる スケッチセット 青 ZST30-CN
軽量かつコンパクトで持ち運びやすく、洗濯機で丸洗いできるバッグが特徴です。落ち着いた杢調デザインと抗菌仕様の絵の具チューブで、清潔さとスタイリッシュさを兼ね備えています。小学生から高学年まで長く使える実用的な絵の具セットです。

【体験談】私が最初の絵の具選びで失敗したことと選び直した結果
僕が水彩画を始めて初めて購入した絵の具は、ホルベイン透明水彩のパンタイプ「CakeColors」でした。
入れ物の蓋がパレットになるもので、パンを濡れた筆で触ってパレット上で色を作るものでした。
パンを触れば色が取れるし、パンの色も組み替えられるので、コンパクトで便利なのですが、大量に絵の具を作るのには不便です。
そのころは淡彩、、、つまり淡い色でスケッチ的に描くことが好きだったので、これでも十分でした。
しかし、だんだんと自分の絵のテイストも変化し、色目のハッキリした濃い絵が好みになってくると、どうしても不便になってきました。
そこで、あるときからはホルベイン透明水彩のチューブ絵の具に切り替え、現在に至っています。
「CakeColors」のようなパンタイプのものはコンパクトにできていますので外出時のスケッチにはもってこいですが、机の上で腰を据えて制作するにはチューブタイプのものが良いですね。

水彩画絵の具セットに関するよくある質問(FAQ)

購入前に多くの人が疑問に思うポイントを、Q&A形式でまとめました
Q. 高級な絵の具セットと安いセットでは何が違いますか?
もっとも大きな違いは「顔料(色の素)の質と量」にあります。
高級なセットは時間が経っても退色しにくく、単一あるいは極めて少ない顔料でひとつの色ができているので混ぜても色が濁りにくいというメリットがあります。
Q. 100円ショップの水彩絵の具セットでも綺麗に描けますか?
手軽に体験する分には十分楽しめますが、本格的な水彩画特有の「にじみ」や「かすれ」の表現は難しい場合があります。趣味として長く楽しむなら、専門メーカーのセットがおすすめです。
別の記事に100円ショップで購入できる絵の具などについてのレポートや作成した絵もありますので、そちらも参考にされてください。
☞『ダイソーの水彩用道具は使える?実際に買って描いてみた正直レビュー』
Q. セット以外に最低限買い足すべき道具はありますか?
絵の具だけのセットを買った場合、水彩画専用の「水彩紙」を必ず用意してください。
普通の紙だと水で波打ちやすく、また直ぐに水を吸い込んでしまい描きにくいのですが、専用紙なら描きやすくまた美しく発色します。
別の記事に水彩紙についてのレポートや水張りの方法もありますので、そちらも参考にされてください。
☞『【水彩紙 選び方】初心者が失敗しないおすすめ水彩紙を徹底比較』
☞『【水彩画 水張り】初心者でも失敗しない水張りのやり方完全ガイド』
まとめ|自分にぴったりの水彩画絵の具セットでスタートしよう!
水彩画の絵の具セットは、自分の目的(趣味・学校・イラスト)に合わせて選ぶのが一番の近道です。
迷ったらまずは信頼できるメーカーの12色セットから始めてみてください。
お気に入りの道具を手に入れて、ぜひ素敵な水彩画ライフをスタートさせましょう。
では、、、また。


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こんにちは!Bakkyです 水彩画たのしんでますか?